婚姻届の証人を誰にお願いするか、多くのカップルが悩むポイントの一つです。中でも「親や両親に頼む」という選択は最も一般的ですが、いくつかの疑問が生じることがあります。
「両家から1名ずつ頼むべき?」「片方の両親2名でもいい?」「どうやってお願いすればいい?」
本記事では、婚姻届の証人を親に頼む場合のマナーや注意点を解説します。
婚姻届の証人を親に頼むのは一般的?
最も多い選択肢
婚姻届の証人として両親に頼むケースは、もっとも一般的な選択肢です。結婚は両家が関わる大きなイベントであり、その証人として親が名前を記すことに意味があると考える方が多くいます。
法律上は誰でもOK
ただし、法律上は証人が親である必要はありません。成人(18歳以上)であれば、誰でも証人になれます。親に頼むのが難しい場合は、友人や他の親族、証人代行サービスを利用することも可能です。
証人の組み合わせパターン
親に証人を頼む場合、いくつかの組み合わせパターンがあります。
パターン1:両家から1名ずつ(最も一般的)
新郎側の親1名 + 新婦側の親1名
メリット
- 両家のバランスが取れる
- 両家が結婚を認めた象徴になる
こんなカップルにおすすめ
- 両家との関係が良好
- バランスを重視したい
パターン2:片方の両親2名
新郎側の両親2名、または新婦側の両親2名
メリット
- お願いの手間が1回で済む
- 遠方の親にお願いしなくてよい
こんなカップルにおすすめ
- 片方の親と特に関係が深い
- 片方の親が遠方に住んでいる
- 片方の親との関係が良好でない
パターン3:親1名 + 他の人1名
親1名 + 友人、兄弟、祖父母など
メリット
- 親と親しい人、両方に関わってもらえる
- 柔軟に対応できる
こんなカップルにおすすめ
- 特に親しい友人がいる
- 片方の親に頼みづらい事情がある
どのパターンを選ぶべき?
法律上の決まりはありません。どのパターンでも、婚姻届は問題なく受理されます。お二人の状況や希望に合わせて選んでください。
迷った場合は、「両家から1名ずつ」が最もバランスの取れた選択肢と言えます。
どちらの親に頼むべき?
「両家から1名ずつ頼む場合、父親?母親?」という疑問もあるでしょう。
父親に頼む場合
- 家長としての意味合いを重視
- 伝統的な考え方を尊重
母親に頼む場合
- 日常的に連絡を取り合う相手
- 頼みやすい
父と母、両方に頼む場合(片方の家)
- 両親揃って証人になってもらいたい
- 両親と関係が良好
結論:決まりはない
どちらの親に頼んでも問題ありません。父親、母親、あるいは両方、お二人の考えで自由に決められます。
親に証人をお願いする際のマナー
親に証人をお願いするときの、マナーや伝え方を解説します。
直接お願いする
電話やメールではなく、できれば直接会ってお願いするのが丁寧です。顔合わせの席や、実家を訪問した際にお願いするのがよいでしょう。
遠方でどうしても会えない場合は、電話でお願いし、書類は郵送でやり取りします。
二人揃ってお願いする
新郎新婦が揃ってお願いすることで、二人の決意と感謝を伝えられます。片方だけでお願いするよりも、丁寧な印象になります。
事前に結婚の報告を済ませておく
証人をお願いする前に、結婚の報告を済ませておきましょう。結婚の報告と証人のお願いを同時に行うのは、順序が逆に感じられることがあります。
相手の親への配慮も忘れずに
自分の親に証人をお願いする場合でも、相手の親への配慮を忘れないようにしましょう。「向こうの親にもお願いしているので」など、バランスを取っていることを伝えると良いでしょう。
親に証人をお願いする際の例文
親に証人をお願いする際の伝え方の例をご紹介します。
例文1:両家から1名ずつお願いする場合
「お父さん(お母さん)、私たちの婚姻届の証人になっていただけませんか。○○さんのご両親にもお願いしているので、両家から1名ずつ証人になっていただければと思っています。」
例文2:片方の両親2名にお願いする場合
「お父さん、お母さん、私たちの婚姻届の証人になっていただけませんか。二人にお願いできたら嬉しいです。」
例文3:顔合わせの席でお願いする場合
「今日は両家の顔合わせにお集まりいただき、ありがとうございます。この場をお借りして、婚姻届の証人についてお願いがあります。両家から1名ずつ、証人になっていただけないでしょうか。」
証人欄の記入をお願いする際のポイント
証人をお願いした後、実際に証人欄を記入してもらう際のポイントです。
婚姻届を持参または郵送する
婚姻届の用紙を親に渡し、証人欄への記入をお願いします。直接会える場合はその場で記入してもらうこともできますし、後日改めて記入してもらうこともできます。
遠方の場合は郵送でやり取りします。レターパックなど追跡可能な方法がおすすめです。
記入項目を説明する
証人欄に記入する項目を説明しましょう。
- 氏名(署名)
- 住所
- 本籍地
- 生年月日
特に本籍地は、普段意識しない方もいるため、確認が必要な場合があります。
印鑑について
2021年9月以降、婚姻届への押印は任意となりました。押印しなくても届出は受理されます。ただし、押印する場合はシャチハタではなく認印を使用します。
親に説明する際、「印鑑は押しても押さなくてもどちらでも大丈夫です」と伝えましょう。
記入は証人本人が行う
証人欄は、証人本人が自署する必要があります。代筆は原則として認められません。
親へのお礼はどうする?
証人になってもらった親へのお礼について解説します。
基本的にお礼は不要
親に証人をお願いした場合、特別なお礼は必要ありません。結婚という喜ばしい出来事に関わってもらうことであり、親としても嬉しいことが多いでしょう。
気持ちとしてお礼をしたい場合
どうしてもお礼をしたい場合は、以下のような方法があります。
- 食事をご馳走する
- 旅行や結婚式の際にお土産を渡す
- 感謝の言葉を伝える
金品でのお礼は、かえって気を遣わせることがあります。気持ちを伝えることが大切です。
親に頼めない・頼みたくない場合
事情があって親に証人を頼めない、または頼みたくない場合もあります。
親に頼みづらいケース
- 親に結婚を反対されている
- 親と疎遠になっている
- 親が高齢で負担をかけたくない
- 親が海外にいて書類のやり取りが難しい
- 複雑な家庭環境がある
代替手段
友人や他の親族に頼む方法があります。信頼できる友人や、兄弟姉妹、祖父母などに頼むこともできます。
証人代行サービスを利用すれば、誰にも知られずに婚姻届を提出できます。費用は証人2名分で3,000円〜8,000円程度です。
当事務所「きずな証人代行事務所」では、証人2名分3,900円で対応しています。
よくある質問
Q1:両家から1名ずつ頼むのが普通ですか?
最も一般的なパターンですが、決まりはありません。片方の両親2名でも、親1名+友人1名でも問題ありません。
Q2:義両親に証人をお願いしてもいいですか?
もちろん問題ありません。相手の親(義両親)に証人をお願いすることは、関係構築にもプラスになることがあります。
Q3:顔合わせの場で証人をお願いしてもいいですか?
良いタイミングの一つです。両家が揃っている場でお願いすれば、バランスよく進められます。
Q4:親が証人を断った場合はどうすればいいですか?
他の方(友人、他の親族など)にお願いするか、証人代行サービスを利用してください。無理に頼む必要はありません。
Q5:親が遠方に住んでいる場合はどうすればいいですか?
郵送で婚姻届を送り、記入後に返送してもらいます。日数に余裕を持って進めましょう。
まとめ
婚姻届の証人を親に頼む場合のポイントは以下のとおりです。
- 親に証人を頼むのは最も一般的な選択肢
- 両家から1名ずつ、片方の両親2名、親1名+他の人1名のいずれでもOK
- どのパターンでも法律上問題なし
- 直接お願いする、二人揃って伝える、事前に結婚報告を済ませるのがマナー
- お礼は基本的に不要で、気持ちとして感謝を伝えれば十分
証人を誰にお願いするかは、お二人の状況に合わせて決めてください。親に頼みづらい場合は、証人代行サービスも選択肢の一つです。
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